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ニコン D4 ポートレイト撮影について(顔認識)

公開日: : 最終更新日:2013/05/04 ニコン ,

2013年4月13日と14日の2日間、ポートレイト撮影会に行ってきました。

 

いつもはオートフォーカスに苦戦しながらも、ペンタックスのK-5で撮影をしているのですが、今回は、ニコンのD4を持ち出して撮影をしてきました。

 

ペンタックスのK-5で、ポートレイト写真を撮る時は、中央1点で撮影をすることが多いのですが、ニコンのD4で撮影をする場合は、下記の6つのピントの合わせ方があると思います。

 

1 ファインダーでも顔認識機能が使えるため、フルオートで撮影する。

2 オートフォーカスエリアを動かしながら、目にピントを合わせて撮影する。

3 3Dトラッキングを使って、一度目にピントを合わせてから撮影する。

4 中央1点でピントを合わせてから、構図を整えて撮影する。

5 マニュアルでピントを合わせて撮影する。

6 ライブビューを使って撮影する。

 

今回は、屋外の撮影会ですので、ライブビューを使って、液晶画面を見ながら撮影するのは困難なため、5番は除外します。

 

また、D4のオートフォーカスの機能を試すことができないため、4番も除外します。

 

そして、中央1点は、D4の51点のオートフォーカス機能を試すことができないため、こちらも除外します。

 

3Dトラッキングは、クロップを使わずに撮る場合は、D4のフォーカスエリアが狭く、ピントを合わせ続けることができないため、除外します。

 

というわけで、今回は1番と2番の方法で撮影をしてきました。

 

※D4のファインダーでの顔認識機能を利用して、フルオートで撮影したレビュー

 

以前、被写体が動き続けるスポーツ撮影で、オートが使えるかを試した記事を書いていますので、こちらも合わせて読んでみて下さいね。

http://camera-hikaku.com/archives/321

 

今回のテーマは、モデルさんが静止しているポートレイト撮影で、オートを使って撮影しても、大丈夫か? ということです。

 

まず、ポートレイト撮影で、顔をフォーカスエリアの中に入れて、フルオートにすると、どこに赤いポイントが移動するかをチェックしてみます。

 

今回はAF-C(コンティニュアスAF)で撮影をしました。

 

すると、必死になって、瞳にピントを合わせようとしているのが分かります。

ピントを合わせる点が赤く光りますが、その赤い点が頻繁に移動します。

 

しかし、一発で瞳に的中することはあまりなく、ずっと試行錯誤しているみたいで、赤いフォーカスポイントが瞳で止まって動かないといことはありません。

 

もちろん、モデルさんは静止している状態です。

 

構図を変えても、同じで、一発で的中して、1点に止まるということはなく、ずっと試行錯誤して動き続けていました。

 

ピントを合わせようとしている所が動き続けていますので、シャッターを押す瞬間は、どこにフォーカスポイントが来ているのかが分かりませんでした。

 

もちろん、D4が顔認識しやすいモデルさんもいれば、顔認識が難しいモデルさんもいると思います。

 

また、表情やポーズでも顔認識の難易度は変わると思います。

 

そのため、確実に瞳にピントを合わせることを考えると、ポートレイトでの作品作りにおいては、1番のフルオートでの撮影は、まだまだ実用的ではないみたいです。

 

ただ、ファインダーを見ずに撮影をする「ノーファインダー撮影」では、顔や瞳に近い所にピントを合わせてくれる可能性が高いので、十分に役立つと思います。

 

また、報道などの記録用の写真の場合は、シャッターチャンスを逃すことが一番致命的ですので、まずは現場を押さえないといけません。

 

その時、オートでもフォーカスエリア内にあれば、顔や瞳に近いところにピントが合いますし、絞りを絞れば、被写界深度も高くなりますので、オートでも失敗写真にはなる確率はかなり減ると思いますので、十分実用的だと思います。

 

 

※オートフォーカスエリアを動かして、目にピントを合わせて撮影したレビュー

 

ニコンのD4は、横位置で撮影をする場合は「サブセレクター」、縦位置で撮影をする場合は「縦位置マルチセレクター」を使ってフォーカスポイントを移動することが簡単にできます。

 

そのため、自分がピントを合わせたい場所に、フォーカスポイントを移動するのは、慣れると一瞬でできます。

 

瞳の場所は、構図を決める段階で分かっていますので、迷うことはありませんので、AF-Cで撮影をした場合、スポーツ撮影をするような感覚で撮影ができました。

 

自分の意志で自分が好きなところにフォーカスポイントを移動しますので、ストレスなく撮影ができます。

 

ただ、やはり、ネックになるのがオートフォーカスエリアの狭さです。

 

フォーカスエリアの中に、瞳を入れようとすると、どうしても日の丸構図に近くなってしまいます。

 

1.2倍クロップや、1.5倍クロップ機能を使うと、かなり撮影がしやすくなりますが、クロップ機能を使わずに撮影をする場合は、スポーツ撮影のように、AF-Cで、ピントを合わせ続けながら撮影するということが、できない場合が多いです。

 

自分が撮りたい構図で撮影をする場合、中央1点で撮影をする時と同じように、ピントを合わせた後、構図を変えて撮影しないといけません。

 

せっかくのフルサイズカメラですが、AF-Cでピントを合わせながら撮影をするということをしたい場合は、クロップ機能を使って撮影すれば、構図を決めた後に、フォーカスエリア内に瞳がない! ということに悩まされずに済みそうです。

 

 

まとめ

 

ニコンのD4で静止したモデルさんを撮影する場合でも、現在のところ、顔認識を利用したフルオートで撮影をするよりも、自分でフォーカスポイントを移動して撮影をした方が確実にピントを合わせることができると思います。

 

ファインダーでフルオートに頼って撮影ができるようになるには、まだまだ先のことになるかもしれません。

 

今の時点では、ポートレイト撮影に関しては、顔認識機能に頼らずに、顔認識機能が搭載されていなかった時と同じような撮影方法が一番いいと思います。

 

今の時点と書いたのは、ファームアップなどで変わるかもしれないからです。

 

ちなみに、顔認識機能は、オートフォーカスポイントだけではありません。

露出にも反映されます。

 

望遠などで、顔をアップで撮影する場合などは、顔が適正露出になるように補正されていると思います。

 

が、今回、逆光でいろいろと撮影をしてみましたが、広角で撮影をすると、逆光の補正が足りませんでした。

 

顔が暗い写真が多かったです。

 

ただ、顔に補正をしすぎると、背景が白く飛んでしまいます。

 

白飛びをしない範囲で、背景とのバランスを考えて、補正をしているのかもしれません。

 

現在のところ、ポートレイト撮影で露出をカメラ任せで撮影をする場合、RAWで撮影をして、自分で露出補正をするのが一番です。

 

また、適正露出というのは、人それぞれ違います。

 

カメラが使う人の好みの露出を学習する機能などができれば、変わってくるかもしれませんが、今のところは、作品作りをされる方は、顔認識機能に関しては、カメラ任せにしない方がいいかもしれません。

 

これは、同じような機能を搭載している「D800」や「EOS 1DX」でも同じだと思います。

 

ただ、オートフォーカスも露出も、どんどんと進化をしていますし、作品作りではなく、報道など記録のための撮影をする方には、カメラ任せでも失敗が少ない最強のカメラかもしれませんね。

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